X-Packについて

X-Packにはセキュリティアラート監視レポートGraph分析APM専用UI機械学習など、Elastic Stackに深く統合できる多数のエンタープライズ機能が揃っています。

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X-Packは現在も販売されている?

いいえ。

Elasticはこれまでも、これからも無料かつオープンなソフトウェアの力を信じています。2018年のX-Pack機能の専有コード開示をはじめ、Elasticは数年間かけてこの信念を行動に反映させてきました。

X-Packはどういう経緯で終了したの?

X-Packは当初、Elastic Stack(Elasticsearch、Kibana、Beats、Logstash)を拡張する非公開ソースの有償機能群として開発されました。その後、監視など一部の機能は無料化され、アラートや機械学習などその他の機能は現在も有償で提供されています。 

Elasticは、“無料かつオープンなコード”と商用知的財産の健全なバランスの上に成立している企業です。(詳しくは、シャイ・バノンのブログ記事をご覧ください。) X-Packのオープン化は開発スピードの向上と、コミュニティ全体のエンゲージメントの活性化をもたらします。誰でもコードをコントリビューションしたり、コメントしたり、検証したりできます。

AWSがElasticsearchについて長期に渡り非協力的なエンゲージメントを展開したことへの対応として、Elasticは最近、Apache LicenseからElastic License v2への変更を実施しました。いくつかのブログ記事やリリースを通じてお伝えしている通り、Elasticの圧倒的大部分のお客様とコミュティメンバーには、この変更による影響は一切ありません。またElasticは、プロダクトの利用継続の方法を模索しているすべてのパートナー様のご相談に対応しています。

GitHubではどんな変更が行われた?

専有のX-Packレポジトリに掲載されていたコードを、内容に応じてElasticsearch、Kibana、Beats、Logstashの公開レポジトリに移行しました。

Elasticは各プロダクトのレポジトリに、Elastic Licenseにより許諾されるX-Packのフォルダーを新しく作成しています。これにより、二次的コードの開発や、コントリビューションが可能となっています。

コードの移行によって、異なるGitHubレポジトリ間の同期に伴うオーバーヘッドや複雑化を回避でき、開発-テスト-リリースのサイクルがスピードアップします。つまり、誰もが開発したり、問題を追跡したりできる唯一の場所となっています。

12018年の変更後にも状況変化したため、Elasticはふたたびライセンス戦略の変更を発表しました。

バージョン6.3以降、無料のすべてのX-Pack機能(監視検索プロファイラーGrokデバッガ―Elastic Maps Serviceのズームレベル、APM専用UIなど)はElasticsearch、Kibana、Beats、Logstashのデフォルトの配布パッケージに搭載されています。

メールアドレスを登録したり、インストールしたり、クラスター全体を再起動したりする必要はありません。すべての手間を省いてあります。あらゆる場面に一層大きな成功をもたらすとElasticが信じて疑わない、パワフルな機能群をすぐに使い始めていただくことができます。

Elasticの原動力は、ユーザー

何億回というダウンロードを通じて、Elasticプロダクトは大きな愛を受け取ってきました。Elasticはパブリッククラウドでも、プライベートクラウドでも、ベアメタルでも、さらにハイブリッドでも、可能な限り最高のユーザーエクスペリエンスにコミットしています。 

ELK Stack、Elastic Stack、Elasticsearchなど、どんな名前で呼んでくださっても構いません。Elasticにとって最大の関心事は、未来を切り拓くユーザーが全幅の信頼を置くことのできる、すぐれたテクノロジーの開発です。