2018 Elastic Cause Awardsの受賞者を発表

サンフランシスコ、Elastic{ON} 2018 2018年2月27日

ElasticsearchElastic Stackを展開するElasticは、Elastic{ON} 2018の開幕基調講演で第2回Elastic Cause Awardsの受賞者を発表しました。Elasticコミュニティへの情熱とイノベーションを称える2018 Elastic Cause Awardsは、Elastic製品を使用してより良い社会に向けた進化に貢献する4つのプロジェクトを選出しました。今年受賞者に選出されたのは、Dimagi国境なき図書館(Libraries Without Borders)Refugee Datathon MunichThorn:Digital Defenders of Childrenの4団体です。

Elastic Cause Awardsは、Elasticによる社会貢献の拡充を目的として、Elastic Stackを使用する非営利団体を支援する取り組みの一部です。2年目を迎える今年、人道支援や環境保護に携り、地域社会やグローバルな規模で必要な人々に支援を行う多数の団体がCause Awardsにノミネートされました。審査にはElasticの創業者でCEOのShay Banon、人事担当副社長のLeah Sutton、さらにElasticで働く開発者、製品およびカスタマー担当者から選出されたパネルメンバーが参加し、社会的インパクト、社会的貢献度、達成度といった観点から評価しました。受賞団体にはメンバー2名分の宿泊費を含むカンファレンスチケットが贈呈されました。また、Elastic{ON} 2018の各種イベントで同プロジェクトを取り上げる予定です。

CEOのShay Banonは次のように述べました。「Elasticを立ち上げたとき、企業のクリティカルな問題を解決するプロダクトを提供できると確信していました。しかし、世界中の人道支援や環境問題の解決に使ってもらえるとは思いもしませんでした。今年Elastic Cause Awardsで表彰された革新的な取り組みに、大きな刺激を受けています。Elasticの貢献は本当に小さな部分でしかありませんが、光栄です」

Dimagi

Dimagiはインドで結核の流行を防止する取り組みを行っています。インドの結核患者数は世界全体の23%を占めており、DimagiはモバイルとWebの統合アプリケーションを使用した医療従事者による患者の経過管理をサポートしています。Dimagiがソフトウェアプラットフォームに構築したアプリ「CommCare」はElastic Stackの機能を活用しており、初回の診断からすべての医療措置の記録を行えるほか、実践的なデータを提供します。現在、CommCareでリアルタイムデータを追跡できる患者数は15万人に上ります。

DimagiのシニアエンジニアであるFarid Rener氏は次のように述べています。「インドでは、3分に2人が結核で死亡しています。この伝染病には、早急な対応と、革新的な解決策が必要です。モバイルなソリューションが質と効率、そしてサービス提供プログラムの影響を大きく向上させると考えました。モバイルデータの収集プラットフォームにElastic Stackの能力を組み合わせたことで患者の経過観察を行う医療従事者の作業効率が上がり、現行の医療プログラムの効率性について政府がより正確に、タイムリーに判断するための情報を提供しています」

国境なき図書館(Libraries Without Borders)

国境なき図書館は、貧困層に無償で情報や教育を提供し、学習や生活のためのツールとスキルを与える取り組みを世界中で展開しています。現在はデジタル図書館の「KoomBook」と、持ち運びできるデジタルメディアセンター「Ideas Box」の公開準備を進めています。難民やキャンプへの強制移住者、発展途上国の十分な支援を受けていないコミュニティなど、教育や文化的資源を必要な人々に提供する取り組みです。Elastic Stackのログ分析とダッシュボード機能の活用で、デジタルリソースの使用状況、またユーザーの閲覧傾向や関心についてすぐにインサイトを得ることができるようになっており、同団体が影響や関連性をより効率的に評価し、ユーザーエクスペリエンスを高める上で役立っています。

国境なき図書館のデジタルプロジェクトマネージャー、Steven Walliman氏はこう述べています。「Elastic Stackはさまざまな加工前のログを処理でき、分かりやすい視覚化情報をリアルタイムに生成できるという点で、私たちのニーズに完璧に応えてくれています。ITチームはパフォーマンスと安定性をより良い形で把握できるようになり、図書のユーザーは選択したコンテンツの有用性を評価できるようになりました。つまり、Elastic Stackの機能によって、プロジェクト全体のインパクトを高めることができました。今後も私たち2つの組織で連携を深め、社会的に厳しい状況に置かれた人々への支援を継続し、世界中で数百万人もの人々の暮らしを変えるという目標の実現に取り組みたいと思います」

Refugee Datathon Munich

難民支援の機運が大きく高まっていた2015年秋、Refugee Datathon Munichは全ヨーロッパで難民の受け入れに賛同する人々により、難民の数を最新に、正確に報告する目的でミュンヘンに創設されました。同団体のソフトウェアは、公式Webサイトから難民申請者の統計データを抽出し、Elastic Stackで可視化して情報を公開します。このソフトウェアは、出身国ごとの認可率など、難民の正確な動向を明らかにし、また誤りや偏見に基づいた難民についての報告に反論することで社会に貢献しています。

Refugee Datathon Munichのビッグデータサイエンティスト、Suny Kim氏は次のように述べました。「支援活動家たちが難民の状況を説明するべくExcelと格闘する姿を見て、より簡単に、最新のデータを取得する革新的な手段が必要だと気付いたのです。Elastic Stackのおかげで欧州連合統計局のデータ資産を活用し、情報をインタラクティブに可視化できるようになりました。オープンデータコミュニティの技術と情熱をこのプロジェクトに活かしたことで、単に難民申請者の生活を変えるというだけでなく、幅広い人道危機に役立つソリューションを生み出したことを実感しています」

Thorn:Digital Defenders of Children

アシュトン・カッチャーとデミ・ムーアが共同設立したThornは、子どもの性的虐待を防止するテクノロジーを提供しています。子どもを発見、保護する上で最も重要なのは速さです。Thornはプロダクト全体にElastic Stackを活用し、何百万という記録から、関係当局が子どもを特定する手がかりとなる情報を素早く検索するプロセスを最適化しています。児童買春の被害者特定を支援するSpotlightは、2016年と2017年の2年間に5,791人(1日8人相当)の被害者特定に貢献しました。Thornの別のプロダクトであるSolisは17か国の法的執行機関で使用され、ダークウェブに画像を投稿された児童性的虐待被害者72人を救出しています。

Thorn CEOのJulie Cordua氏は次のように述べています。「私たちは児童性的虐待を早期に発見し、オンライン環境を健全に保ちながら、犯罪行為を阻止する最先端のツールを開発しました。これは、Elasticのような先端テクノロジー企業との提携による成果です。児童性的虐待とテクノロジーが交差する場所で働く私たちは、テクノロジーが強力であり、正義のために使えることをよく知っています。児童買春との戦いにおいても、オンラインでの戦いにおいてもです」

Elastic Cause Awardのファイナリスト

  • Action Network:アドボカシーや支援活動を行う先進的団体にサポートを提供
  • CBC Radio:あらゆるジャンルの音楽で新人アーティストの発掘を行う
  • Factr:集団的知性の見地から地球規模の問題解決を図る
  • Mark43:ソフトウェアを活用した凶悪犯罪減少の取り組み
  • Internet of Things for Disaster Risk Reduction (IoT-DRR):スマート雨水漕と河川水位の監視、分析を通じて災害リスクを低減させる取り組み
  • ブリストル大学:メンデル無作為化の活用の取り組み
  • 米国海軍:水兵および兵士をサイバーセキュリティで保護
  • バージニア工科大学:環境、農業利害関係者のための水域監視
  • weblyzard Technology:国際連合環境計画(UNEP)がテーマと地理区分に応じてオピニオンリーダーを特定し、公開討論を設定するための、環境問題Webインテリジェンスポータルを作成
  • Zebra Medical Vision:医療現場向けのアルゴリズムデータセットキュレーション

さらに詳しく

※当資料は、2018年2月27日に米国で発表されたプレスリリースの抄訳です。英語原文はこちらをご覧ください。

Elasticについて

Elasticは検索、ログ、セキュリティ、分析などのユースケースで、データをリアルタイムでスケーラブルに利用可能にするソフトウェアを開発する企業です。2012年に設立されたElasticは、オープンソースのElastic Stack (Elasticsearch、Kibana、Beats、Logstash)、X-Pack (商用機能)、およびElastic Cloud (マネージドサービス)を開発してきました。これらの製品は今日までに累計1億件以上もダウンロードされています。ElasticはBenchmark Capital、Index Ventures、NEAなどから1億ドルを超える資金提供を受けており、世界30カ国で500名を超える従業員が事業を展開しています。詳しくはelastic.co/jpをご覧ください。

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Elastic報道関係担当

米国
Michael Lindenberger
Reidy Communications for Elastic
michael@reidycommunications.com