Elastic 9.3:データと会話し、カスタムAIエージェントを構築し、すべてを自動化します。

本日、構造化データおよび非構造化データを信頼できる回答や結果に変換するための世界で最も人気のオープンソースプラットフォームであるElasticsearch Platformの最新バージョン、Elastic 9.3の一般提供を開始しました。

開発者のコンテキストエンジニアリングとエージェント構築を支援する新機能に加え、Elastic 9.3ではElastic Search & AI、Elastic Observability、Elastic Securityに幅広い新機能を導入します。
では、Elastic 9.3の新機能は何ですか?
Elastic 9.3には多くのエキサイティングな新機能が含まれます。
Elastic Workflowsは現在、テクニカルプレビューとして提供されており、ワークフロー自動化をElasticsearch Platformに統合することで、自動化とデータをさらに近づけます。
一般公開されたElastic Agent Builderは、開発者がElasticsearchのデータとネイティブにチャットできるようにし、カスタムAIエージェントの開発を簡素化できる、AIを活用した新しい機能セットを提供します。
3つのJina AIモデル(jina-embeddings-v3、jina-reranker-v2-base-multilingual、jina-reranker-v3)は現在、 Elastic Inference Service(EIS)経由で一般提供されており、GPUアクセラレーションによる高速な多言語埋め込みと高精度の再ランク付けを可能にします。
GPUアクセラレーションによるベクトルインデキシングがテクニカルプレビューとして登場しました。NVIDIA cuVS(GPUアクセラレーションによるベクトル検索とデータクラスタリングのためのオープンソースライブラリ)をElasticsearchに統合することで、セルフマネージド型でElasticをご利用のお客様は、NVIDIA GPUを使用してデータのインデキシングを高速化できるようになりました。インデキシングのスループットが12倍向上、強制マージが7倍高速化することが期待できます。ベクトルインデキシングをGPUにオフロードすると、CPUサイクルが解放され、リダイレクトして検索パフォーマンスを向上させることができます。
上記および追加のハイライトについて、ソリューション別の詳細を以下でご覧ください。
Search & AI
Elasticsearchが検索やAIアプリケーション構築のための強力な基盤を提供していることすでにご存じかと思います。また、Elasticのリリースブログをお読みになった方であれば、カスタムAIエージェントの開発を簡素化し、加速させる、最高のコンテキストエンジニアリングプラットフォームの構築にElasticが注力していることをご存知でしょう。
これはご存じないかもしれませんが、目的が「データとのチャット」であれ、(運用上のオーバーヘッドほぼゼロでの)関連性の強化であれ、ベクトルインデキシング操作の最適化であれ、Elastic 9.3は引き続きそうした目的を実現する役割を果たします。

9.3におけるSearch & AIのハイライト:
一般公開されたElastic Agent Builderは、開発者がElasticsearchのデータとネイティブにチャットできるようにし、カスタムAIエージェントの開発を簡素化できる、AIを活用した新しい機能セットを提供します。また、Elastic 9.3では、Agent BuilderがElastic Workflowsと連携し、エージェントが信頼性の高いアクションを実行できるようになります。
3つのJina AIモデル(jina-embeddings-v3、jina-reranker-v2-base-multilingual、jina-reranker-v3)はElastic Inference Service(EIS)経由で一般提供されており、GPUアクセラレーションによる高速な多言語埋め込みと高精度の再ランク付けを可能にします。さらに良いことに、今後は最新のJina AIモデルがElastic Inference Serviceを通じて順次提供されるようになります。
GPUアクセラレーションによるベクトルインデキシングがテクニカルプレビューとして登場しました。NVIDIA cuVS(GPUアクセラレーションによるベクトル検索とデータクラスタリングのためのオープンソースライブラリ)をElasticsearchに統合することで、セルフマネージド型でElasticをご利用のお客様は、NVIDIA GPUを使用してデータのインデキシングを高速化できるようになりました。インデキシングのスループットが12倍向上、強制マージが7倍高速化することが期待できます。ベクトルインデキシングをGPUにオフロードすると、CPUサイクルが解放され、リダイレクトして検索パフォーマンスを向上させることができます。
Cloud Connect経由のEISは、セルフマネージド型のお客様向けに一般提供を開始しました。Cloud Connectでは、セルフマネージドクラスターでデータ、ストレージ、インデキシングをローカルに保ちながら、推論をElastic CloudのマネージドGPUインフラストラクチャーにオフロードできるようになりました。ユーザーは、GPUをプロビジョニングしたり、モデル操作を管理したりせずにモデルをデプロイできます。これにより、セマンティック検索、多言語検索、リランキング、エージェント検索拡張生成(RAG)ワークフローをプライベート環境や規制環境でも実現可能になります。
詳細は上記リンクのブログやSearch & AI 9.3リリースノートをご覧ください。
Elastic Observability
Elasticがスポンサーを務め、Dimensional Researchが実施した最近のレポート「2026年のオブザーバビリティ展望:コストとイノベーションのバランス」では、オブザーバビリティチームの98%が生成AIの使用を想定していることがわかりました。しかし、「戦略」(つまり、正確な方法)は未解決のままです。これらのチームは明らかに、実験から運用上の価値実現への移行を熱望しています。Elastic 9.3は、具体的な実装でこうした「方法」に関する質問に答えます。Elastic StreamsはAIを適用して取り込み時のログ解析を自動化し、新しいAmazon Bedrock統合はマネージド型の大規模言語モデル(LLM)をオブザーバビリティワークフローに取り入れ、エージェント機能によりチームは事後対応型の調査からAI支援による根本原因分析に移行できます。

9.3におけるElastic Observabilityのハイライト:
新しいpattern_textフィールドタイプ(現在一般提供中)の導入によるログメッセージのパターンベースの圧縮により、メッセージフィールドのストレージフットプリントが最大50%低減します。
テクニカルプレビューとしての提供を通じ、メトリクスデータに対するES|QLクエリレイテンシの最大5倍の削減を実現し、時系列アグリゲーションコマンド、指数ヒストグラム、軽量メトリクスダウンサンプリングの追加でより充実した包括的な分析を活用できるようになりました。
また、テクニカルプレビューとしても利用可能になった新しいAmazon Bedrock AgentCore 統合により、Amazon Bedrock AgentCoreで実行されるエージェント型AIアプリケーション向けのエンドツーエンドのオブザーバビリティソリューションがユーザーに提供されます。
Elastic Streamsの改善は現在テクニカルプレビューとして利用可能です。エージェントワークフローを使用して、ボタンをクリックするだけでログドキュメントのメッセージフィールドから直接ログを解析できます。
現在テクニカルプレビューとして提供されているElastic Workflowsは、オーケストレーションと自動修復に使用できるワークフローを作成する機能をオペレーターに提供します。また、Elastic Agent Builderとの統合により、オペレーターは外部システムと連携できるツールを作成し、調査と根本原因分析の両方において真にエージェント型のワークフローを構築できます。
詳細は上記リンクのブログやElastic Observability 9.3リリースノートをご覧ください。
Elastic Security
見逃した方のために…Elasticの2025年グローバル脅威レポートは、実世界のテレメトリから導き出された攻撃者のトレンドと防御者の戦略に関する新たな洞察を提供します。このレポートは、2025年に特定された脅威アクティビティに基づき、攻撃者が今日の攻撃を成功させる方法に根本的な変化が起こっていることを明らかにしています。Elasticは、このインテリジェンスを検知ロジックに直接組み込むことで、高度な脅威がビジネスに影響を与える前に検知・阻止できるようにします。
Elastic 9.3には、セキュリティエンジニア、SOCアナリスト、脅威ハンターがAIを活用したSOCを運用するために必要な多くの新機能や改善機能が含まれています。

9.3におけるElastic Securityのハイライト:
ルールの自動移行にQRadar SIEMのサポート(テクニカルプレビュー)を含む機能が追加されました。これにより、ElasticのAI主導の検出・調査セキュリティソリューションへの移行と導入がこれまで以上に簡単になります。
Entity Analyticsに エンティティAIサマリー(一般提供)が追加されました。これは、AIが生成したエンティティリスクスコアの要約を、関連する異常、脆弱性、構成ミス、資産の重要性に基づいて明確に推奨されるアクションとともに提供するものです。
セキュリティのユースケースに対しては、Elastic Workflowsがスクリプト自動化のためのネイティブエンジンを提供し、手動トリアージを排除し、信頼性の高い対応アクションを実行します。また、Elastic Agent Builderと連携し、アナリストは運用データとコンテキストに基づいたAIエージェントを活用して複雑な調査を通して推論できるようになります。実際に、Elastic 9.3では、Agent Builderは会話型AIの新たな飛躍がもたらされます。アラート、攻撃発見、エンティティリスクスコアを統合し、調査を加速させる新たな事前構築済みの脅威ハンティングエージェントが実現しています。
自動ギャップフィリング(一般提供)は、検出されたルール実行ギャップを自動的に埋め戻す新機能をセキュリティチームに提供します。これは例えば、見逃した可能性のあるアラートの迅速な回復と誤検知の減少を目指すものです。
また、エンドポイントセキュリティに関しては、Elastic Securityにいくつかの新機能(すべて一般利提供中)が追加されました。メモリダンプ(新しいWindows対応アクションとして)、2つの新しいosquery拡張機能(ブラウザ履歴とAmcache)、事前構築されたosqueryクエリとパックの新しいライブラリです。
これらの機能の詳細についてはElastic Security 9.3リリースノートをご覧ください。
Elasticsearch Platform
Elasticsearch Platformは、新しいリリースのたびに、(あらゆるタイプの)開発者や実務者が企業データと高品質なAIエクスペリエンスとのギャップを埋められるよう支援しています。比類のない関連性と正確なコンテキストを提供し、オープンソースとオープンスタンダードに注力し、お客様が必要とするあらゆる場所で当社のプラットフォームとソリューションを利用できるようにすることで、このギャップを埋めるお手伝いをします。このように、Elasticのコアプラットフォームが更新されると、すべてのユーザーが恩恵を受けます。
9.3におけるElasticsearch Platformのハイライト:
Elastic Workflowsは、現在テクニカルプレビューとして提供中で、Elasticsearch Platformにワークフロー自動化を統合することで、データに近い場所で自動化を実現します。ルールベースとエージェントベースの両方の自動化をサポートするElastic Workflowsにより、チームはElasticのコンテキスト、権限、スケールを使用して、データが存在する場所で運用プロセス、ビジネスプロセス、対応、調査を自動化できます。
ES|QL: 9.3による高度な分析はES|QLを多次元の分析エンジンに変換しますインライン統計の新たなサポートにより、行レベルのデータを集計と一緒に保存する多段階のロジックが可能となり、高度な時系列関数と全文検索結合で複雑なテレメトリとセキュリティデータを単一のパイプクエリで相互に関連付けるのに必要な深度が得られます。
詳細は上記リンクのブログやElasticsearch Platform 9.3リリースノートをご覧ください。
Elastic Cloud Serverless
最後に、Elastic Cloud Serverlessを始めるのには今が最高のタイミングであることを強調しておきたいと思います。
コストアラートとリージョンの拡大(Elastic Cloud Serverlessの対応グローバルリージョンは18に拡大しました)に加えて、Elasticは最近、AWSで実行されるすべてのサーバーレスプロジェクトの主要なインフラストラクチャーアップグレードを実装しました。このパフォーマンスの向上により、検索レイテンシが最大35%減少し、取り込みスループットが26%向上し、検索、オブザーバビリティ、セキュリティのすべてのニーズを満たすより効率的な基盤が確保されます。
追加費用なしで速度と効率が大幅に向上するなんて、気に入らない人がいるでしょうか?
今すぐスタート
Elastic Workflowsによるネイティブ自動化の導入から Elastic Agent Builderの一般提供まで、これ以上にエキサイティングな新年の始まりを想像するのは難しいでしょう。
では、このブログ記事を読むのはこのあたりにして、今すぐ活用を始めましょう。
Elastic 9.3の新機能はすべて、Elasticが最新リリースを提供するマネージドサービス、Elastic Cloudで今すぐ使い始めることができます。
本記事に記述されているあらゆる機能ないし性能のリリースおよびタイミングは、Elasticの単独裁量に委ねられます。現時点で提供されていないあらゆる機能ないし性能は、すみやかに提供されない可能性、または一切の提供が行われない可能性があります。
このブログ記事では、それぞれのオーナーが所有・運用するサードパーティの生成AIツールを使用したり、参照したりしている可能性があります。Elasticはこれらのサードパーティのツールについていかなる権限も持たず、これらのコンテンツ、運用、使用、またはこれらのツールの使用により生じた損失や損害について、一切の責任も義務も負いません。個人情報または秘密/機密情報についてAIツールを使用する場合は、十分に注意してください。提供したあらゆるデータはAIの訓練やその他の目的に使用される可能性があります。提供した情報の安全や機密性が確保される保証はありません。生成AIツールを使用する前に、プライバシー取り扱い方針や利用条件を十分に理解しておく必要があります。
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