Elastic Stack 6.5.0 リリース
6.5.0 がリリースされました。
今回もマイナーバージョンのリリースですが、マイナーなものはありません。6.5 では、複数のユースケースに当てはまるスタックレベルの基本的な機能から、特定のユースケースに関連したすぐに利用可能なソリューション固有の機能まで、多数の新機能が導入されています。
ダウンロードしたり、Elastic Cloud でクラスターを起動して、新しい機能をお試しください。
ここでは、いくつかの機能についてご紹介します。詳細については、製品リリースの個別のリリースブログを必ず確認してください。では、いくつか紹介していきましょう。
インフラストラクチャとログ UI
ユーザーの多くの方が、IT インフラストラクチャから運用ログとメトリックを取り込んで調査するために、Elastic Stack を使用しています。ユーザーが運用データをより容易に把握できるようにする、新しい Kibana アプリをご紹介しましょう。新しいインフラストラクチャ・ソリューションを使用すると、皆さんのインフラを概要レベルで俯瞰するところから、個別のホスト、ポッド、コンテナーののログとメトリック・アクティビティまでを容易に移動できます。
付随するログ UI は高度なログビューアーで、コンソールでtail -f
を実行した場合と同様に、コンソールと同様にログのストリーム表示を行います。アプリの詳細についてはKibana リリースブログをご覧ください
APM
詳細はAPM のリリースブログ をトレースしてください。
- とあるリクエストに含まれる全てのマイクロサービスをトレースできる分散トレーシング
- Java & Go 用のエージェント (ご要望の多かった言語) のGAリリース
- APM 監視を使用すると、Elastic APM の状態を Kibana 監視アプリから追跡できます
- 新しい NDJSON ベースの入力プロトコルにより、メモリのフットプリントが改善されました
Elasticsearch
ここで紹介するのは概要(aggregate view)です。詳細については詳細のリリースブログをご覧ください。
- クロス・クラスター・レプリケーション: クラスター間でインデックスをレプリケーションする、自己完結型の新しいメカニズム
- ODBC ドライバー(Alpha): ElasticsearchへODBCをサポートしてるツールで接続
- Java 11 サポート-Elasticsearch 6.5から、 Oracle からリリースされている最新 LTS Java をサポート
- G1 ガベージコレクター (G1GC) : 本リリースよりサポート
- Lookup realm: あるレルム (例:Kerberos)を使用して認証して、別のレルム(例.LDAP)を使用して認可
- Machine learningが基礎となるモデリングアルゴリズムに関して2点を改善しました。(a)パーティション個別のスコアリングと (b) 複数のバケットを範囲とした異常検知です。
Kibana
詳しい内容はKibana のリリースブログをご覧ください。ここでは、いくつかを簡単に紹介します。
- Canvas: Elasticsearchのデータを最新ピクセルの情報グラフィックスタイルを作成できます。Canvasは別のテクノロジプレビューとして提供されていいましたが、バージョン6.5 から Elastic Stack に含まれる形で提供を開始
- Spaces: Kibana オブジェクト (例: ビジュアル化やダッシュボード用) を別々の "空間" に整理し、RBAC を使用して、どのユーザーがどの領域にアクセスできるかを制御します。
- Kibana でのロールアップサポートでは、ロールアップジョブを構成および管理するための新しい管理 UI と、ロールアップインデックスをビジュアル化する機能が含まれます
- 「Data visualizer for files」により、詳細な分析の準備としてファイル内のデータ構造を把握
- 全てのユーザーにより簡単にKibanaを触っていただくために、サンプルデータセット、ダッシュボード、Canvasのワークパッドを追加
Logstash
詳細についてはLogstashのリリースブログをパース(grok)してください。
- 6.2 でベータリリースされた SNMP 入力プラグインがGAリリース
- App Search出力プラグインを使用することで、Elastic App Searchにデータを供給するための一元的な ETL ツールとしてLogstash を利用できます。
Beats
詳細についてはBeatsのリリースブログを‘Go’(ご)覧ください。
- Beats の集中管理では、UI または API のいずれかを使用して、Beats のデプロイを一元的に登録、構成、および管理できます。
- Functionbeatが新しいBeatとしてBeatsファミリーに追加されました。これは、サーバーレスプラットフォームのファンクションとしてデプロイでき、Elasticsearchにクラウドのインフラデータを流し込めます。
ES-Hadoop
詳細についてはES-Hadoopのリリースブログに'Map'してあります。
- マッピングの競合が発生した場合に、一般的なタイプにフィールドを想定する、Field type promotion機能が追加
- 7.0リリースのためのいくつかの準備として変更を追加
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