Elasticが新ソリューションの「マップ」と「アップタイム」、およびログ/インフラソリューション、Elasticsearch SQL、Canvasの一般公開を含むElastic Stack 6.7をリリース

Elastic Stackに新たな機能とソリューションが加わり、データ管理方法と手軽なリアルタイムデータ活用/表現機能が拡充

カリフォルニア州マウンテンビュー - 26 March 2019

ElasticsearchやElastic Stackを展開するElastic N.V.(NYSE:ESTC、以下"Elastic")が、Elastic Stackのバージョン6.7を一般公開しました。本リリースは、新登場となる2つのソリューションを含みます。1つはKibanaのマップに地理空間データの詳細をレイヤー表示する「マップ」ソリューション、もう1つはElasticsearchとKibanaを使った新しい方法で、システムやサービスを監視する「アップタイム」ソリューションです。Elasticsearch 6.7ではこの他にも、クラスター横断複製やインデックスライフサイクル管理、Elasticsearch SQL(ODBCとJDBCクライアント対応)、Canvas、Functionbeatをはじめとする多数の機能がリリースバージョンで登場しています。Elastic Stackバージョン6.7はElastic CloudのElasticsearch Serviceでご利用いただくことも、セルフマネージドの環境にダウンロードしてお使いいただくこともできます。

Kibana向け地理空間分析アプリ、Elastic Mapsをリリース

"地理"は、検索が抱える重要な分野の1つです。たとえば、あるログを発信したネットワークトラフィックの検索や、「日本橋兜町でこの5分間に利用できたタクシーの台数は?」という問いも、ある地震のマグニチュードと地理的な範囲をネットワーク停止の範囲と相関付けることも、すべて"地理"と"検索"の課題です。

Elasticのマップソリューションでは、こうした位置情報データをより直感的な方法で表示し、探索することができます。複数レイヤーやデータポイント/形状ごとのプロッティングなど、豊富なカスタマイズオプションを備えたこのソリューションの登場で、Elasticプロダクトを使用した地理空間データの可視化は大きく向上します。Elasticのマップソリューションは6.7でベータとしてリリースされ、デフォルトでKibanaに搭載されます。Elastic Cloudでは、本日よりお使いいただくことができます。

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監視性向上をもたらすアップタイムソリューション

バージョン6.7で登場するもう1つのソリューション「アップタイム」は、システムやサービス、APIを予測的に監視することで、より広範な監視を実現します。アップタイムソリューションは、アプリケーションサービスの停止や低速化をリアルタイムに検知するだけでなく、サービスがアプリケーションに呼び出される以前に問題を検知し、予測的に通知します。

軽量なデータシッパーのHeartbeatをベースに運用中の監視を実施するアップタイムは、組織のネットワーク内、およびネットワーク外のどちらにもデプロイ可能です。アップタイムソリューションを使用すると、複数のネットワークのバンテージポイントから運用中のサービスやレスポンスタイムの傾向について把握したり、サービス可用性や、適切なレスポンスコードを返しているかの検証を行うことができます。またアップタイムソリューションをログやメトリック、APMデータと組み合わせることにより、監視性のあらゆる側面でデータサイロのギャップを埋め、トラブルシューティングや根本原因分析を迅速化することができます。

Kibana Dashboard

SQLやCanvasほか、Elastic Stackの多数の主要機能が6.7より一般公開を開始

Elastic Stackで高い人気を誇る複数の機能が、バージョン6.7より一般公開(GA)に移行してリリースされました。

  • クラスター横断複製(CCR)は、1つのクラスターから別のクラスターへ、簡単かつ確実に、インデックスを複製できる自己完結型メカニズムです。高い人気を誇るこの機能は、高可用性/災害復旧や地理近接性/データ地域性を実現する(セントラルクラスターからローカルクラスターに複製してデータとエンドユーザーの接近を図る)ユースケースや、一元的な検索分析の(シングルデータソースに対し、レポーティングと分析用のセントラルクラスターにデータを複製する)ユースケースに最適です。
  • インデックスライフサイクル管理(ILM)は、Elasticsearchインデックスの格納や管理を長期にわたり、スムーズに制御する上で便利です。クラスターの健全性と高いパフォーマンス、およびすぐれたコスト効率を維持するためには、適切なデータ管理が不可欠です。インデックスライフサイクル管理は、こうしたデータ管理の自動化とオペレーショナイズをシンプルに実施する機能です。インデックスのライフサイクルはHot、Warm、Cold、Deleteの4段階に分かれます。ユーザーはポリシーを定義して各段階にインデックスを置く長さを制御することで、古くなるデータのパフォーマンスとコスト効率を最適化することができます。
  • Elasticsearch SQLは、使い慣れたSQL構文でElasticsearchデータをクエリすることができます。より多くのユーザー、特にSQL構文に慣れ親しんできて、Elasticsearchは使いはじめたばかりというユーザーがElasticsearchのパワフルな全文検索機能やスケール性、スピードにはじめて触れる場合などに便利です。また、Elasticsearch向けJDBCおよびODBCクライアントも一般公開となりました。JDBCとODBCドライバーをサポートするサードパーティ製ツールからElasticsearchデータバックエンドに接続することが可能になります。
  • Canvasは、Elasticsearchのライブデータから動的なインフォグラフィックプレゼンテーションを作成することができます。Kibanaで作成する視覚表現を新たな次元に引き上げ、広範なオーディエンスにデータ分析とインサイトを提供します。CanvasはElasticsearch SQLとJDBCおよびODBCクライアントを全面的にサポートしており、ユーザーがElasticsearchデータを活用して広範なビジネスオーディエンスにリーチする場面や、インパクトあるストーリーを提示する上で役立ちます。
  • Functionbeatはサーバーレスコンピューティングフレームワークに機能としてデプロイさせ、クラウドインフラのログやメトリックをElasticsearchにストリーミングできる新しいタイプのBeatです。現在FunctionbeatはAWS Lambdaフレームワークをサポートし、CloudWatch Logs、SQS、Kinesis、APIゲートウェイからデータをストリーミングすることができます。
  • Elasticのログソリューションは、コンパクトかつカスタマイズ可能な画面でユーザーがリアルタイムにログをtailできるソリューションです。ファイルをtailする操作感に近く、すべてのインフラログを1つのストリーミングビューに表示することができます。Elasticsearchで駆動する組み込み検索バーを使うことで、ストリーミング表示を簡単に絞り込み、必要なログだけを表示できる特長があります。
  • Elasticのインフラソリューションは、あらゆるコンポーネントのヘルスを俯瞰的に把握できるソリューションです。インフラ上のサーバーからKubernetesポッド、Dockerコンテナーまでを把握でき、ログとメトリックデータを用いた問題の診断をより簡単に行うことができます。Metricbeatの自動検知機能を搭載しており、またカスタマイズ可能なユーザーインターフェースを使用してログやメトリック、APMの痕跡をクリック1つでインタラクティブに、詳細に表示することが可能です。

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Elasticについて

全文検索エンジンを提供する企業、ElasticはElastic Stack(Elasticsearch、Kibana、Beats、Logstashの製品群)の開発元です。検索、ログ、セキュリティ、分析などのユースケースで大規模データをリアルタイムに処理するサービスを、オンプレミスとSaaSで提供しています。

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Elastic報道関係担当

  • Deborah Wiltshire
  • Elastic Corporate Communications
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