NORBrは、決済を滞りなく進め、重要なビジネスメトリックを改善するためにElasticを活用しています

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NORBrは電子商取引を行う企業に決済サービスを提供する世界トップクラスの代理店です。NORBrのお客様は、単一のAPIおよび単一のプラットフォームを介してすべての決済サービスにアクセスし、管理および比較することができます。NORBrはコード不要のルートエンジンを介して電子商取引を行う企業と決済会社を完璧にマッチングさせ、最もパフォーマンス能力の高い決済サービスプロバイダーに取引内容を送信します。これにより、取引事業者は自身の事業パフォーマンスに集中し、決済処理にかかる費用を最小限に抑えることができます。

NORBrは、決済エコシステムはますます複雑になるという考えをもとに創立されました。取引事業者の間では、システムの自動化を求める声がますます増えてきています。決済量が増えると非常に複雑になり、その企業の敏捷性、市場参入にかかる時間、さらには全体的なパフォーマンスやコストにも影響を及ぼします。自動化されたマーケットプレイスを提供することで、NORBrは取引事業者の貴重な時間を確保しているのです。同社のコード不要なプラットフォームにより、お客様は自発的かつリアルタイムにすべての注文決済を1か所で管理することができます。

データエンジンを稼働させる

NORBrのバリュープロポジションにとって重要なのは、NORBrチームが自身のソリューションにおけるスピードと接続性に関連する重要なビジネスメトリックを理解することです。これらの重要な指標は、4つの異なるレベルに基づいています。

  • NORBrプラットフォーム:ツールやマイクロサービスは正常に機能していますか?プラットフォームに不具合が生じた場合、チームは24時間365日体制で把握する必要があります。
  • 取引事業者のレベル:取引は正常に完了しましたか?異常や問題はありませんか?
  • 決済サービスプロバイダー(PSP)のレベル:特定の取引が完了できなかった場合、チームは代わりのパートナーに転送する必要がありますか?
  • 取引事業者 特定の決済方法が採用されていますか?プロセス全体は問題なく機能していますか?

NORBrはElasticを活用してこれらのメトリックを監視し、問題が発生した際はアラートが発動するように設定しています。これによってNORBrチームは業界基準と比較した成功率を測定し、しきい値を守ることができます。異常と判断する指標の例には、以下のようなものがあります。

  • 直近y分間で取引がz件以上あるが、取引事業者による認証率はx%以下である
  • 直近y分間で取引がz件以上あるが、決済サービスプロバイダー(PSP)の平均対応時間はxミリ秒以上である

上記のシナリオは取引事業者の接続またはサービスに深刻な問題があることを示しており、直ちに対応する必要があります。これらのアラートは数分ごとに稼働しており、これによりチームは潜在的な問題を直ちに特定することができます。問題を特定したら、決済サービスプロバイダー(PSP)またはリスク評価ソリューションなどの取引事業者やパートナーに知らせることができます。このような先を見越したアプローチは、NORBrのお客様から大変ご好評をいただいております。

Elasticを活用して取引事業者を軌道に乗せる

Elasticの導入は、簡単に実行可能でありながら非常に効果的でした。技術スタックは、以下の図のように構成されています。

NORBrが活用するElasticの技術スタック

NORBrは、Watcher内で特定のシナリオに沿った数多くの「高度なウォッチ」を作成しました。高度なウォッチにより、チームは1つまたは複数の複雑なクエリを作成し、それらを比較し、しきい値を突き合わせてアクションを見定めることができます。それぞれのウォッチは、Slack(技術チーム)とPagerDuty(24時間365日対応のビジネスアラート)のアラートを作動させます。平行して、チームは各プラットフォームコンポーネントでアラートを設定しますが、それらのアラートはGoogle Cloud Platformで直接管理されます。

意義ある成果を引き出す

上記のシナリオによって、NORBrは業界トップレベルのプラットフォームの機能を維持することができるのです。また、NORBrでは決済サービスプロバイダー(PSP)のパフォーマンスが予定通りに稼働しており、決済におけるパフォーマンスが最適化されていることを確認することもできます。

  • すべての問題は2分以内に通知されます(NORBrのSLAでは5分と記載)。
  • 根本的な原因の特定は、5分以内に行われます。

Elasticのテクノロジーを活用することで、NORBrは問題が発生した際に取引事業者と連絡を取り合い、SLAを遵守することができます。これにより、NORBrはパートナシップを拡大し続けることができるのです。また、アラートを介したサービスのアップタイムを最大化することにより、取引事業者は最大限の収益を得ることができます。

Elasticとの提携が成功したことで、NORBrはテクノロジーを活用する他の方法を検討するようになりました。現在、NORBrチームは新しいAIアルゴリズムに取り組んでおり、そのプロセスの一環としてElasticを活用する可能性があります。

その他のリソース