しかし、以前Sovrenが使用していたオンプレミスの検索ソリューション、dtSearchのパフォーマンスは、大規模な運用においては不十分なものでした。約400万件の職務経歴書に対する検索パフォーマンスに顧客が不満を抱いただけでなく、顧客側で必要なメンテナンスへの注意不足からインストールの失敗が生じるようになり、パフォーマンスも低下しました。
Elasticsearch Serviceに切り替える以前、顧客側でプロダクトを正常に動作させ、その状態を保つことは非常に困難でした。Sovren社内で、大企業にサポートの時間を割くことは簡単に正当化できました。しかし、少額取引向けに十分なリソースを追加しようという主張は難しく、そうした領域の市場への営業を行わないという選択をすることとなりました。この決断は、有望な収益源となる可能性のある市場への進出と、継続的な収益確保への道を閉ざすものです。
成長シナリオを描くには、基盤となるエンジンのスケーラビリティの問題に対処しなければならないと認識したのです。