セキュリティ
政府機関

Network for LearningはElastic Securityを活用して、生徒と教師のオンラインの安全性とセキュリティ強化を支援します

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月に1300万件のセキュリティ脅威から学生を保護

毎日、セキュリティブロックと安全ブロックを合わせて1,000万個以上傍受することで、学校の大規模な混乱を防ぎます。

顧客満足度91%を達成

N4LはElasticテクノロジーの助けを借りて91%の顧客満足度を達成しました。

セキュリティ応答時間を数日から数時間に短縮

Elasticの動的データ分析により、N4Lはセキュリティ攻撃への対応時間を数日から数時間に短縮し、学生へのリスクを軽減します。

Network for Learning helps provide a more seamless and secure experience for students and educators across New Zealand (Maungaturoto Primary School)

Network for Learning helps provide a more seamless and secure experience for students and educators across New Zealand (Maungaturoto Primary School)

N4Lは、Elastic SecurityとElastic Observabilityを実装することで、サイバー脅威に対して積極的な姿勢を維持し、ニュージーランド全土の教育者と学生にとってより安全でセキュアなオンライン環境をサポートします。

デジタルの世界は若者の日常生活において重要な役割を果たしています。子どもたちやティーンエイジャーにテクノロジーへのアクセスを提供することは、教育の機会を広げ、創造性を育み、社会的交流を深めるなど、多くのメリットをもたらします。しかしメリットがある一方で、ネットいじめ、セクストーション、プライバシー侵害などの重大な危険ももたらします。今日のデジタル時代では、オンラインの安全性を優先し、潜在的な危害を最小限に抑えることが重要です。

Network for Learning(N4L)は、政府関連組織としてニュージーランドの2,450以上の学校に安全なデジタル環境を提供し、約90万人のユーザーを保護するために重要な役割を果たしています。N4Lのマネージドネットワークインターネットサービスには、高度なファイアウォールサービス、マネージドWi-Fi、電子メールセキュリティが含まれており、急速に変化するオンライン行動に適応します。アーキテクチャ部門責任者のクレイトン・ハバード氏は、サイバー攻撃の影響に焦点を当て、学生データの保護の重要性を強調しています。

「サイバー攻撃が成功すると、評判の失墜、経済的損失、個人データの盗難につながる可能性があります」

犯罪者は学生のプロフィールを盗み、偽のオンラインIDを作成しようとする恐れがあります。

「学生データの保護を支援することが私たちの活動の中心です」とハバード氏は言います。

N4Lは、Elastic SecurityとElastic Observabilityを通じてセキュリティとパフォーマンスを優先することで、学習のためのより安全なデジタル空間の構築、潜在的な脅威からの保護、学生と教育者のためのより安全な環境の作成を支援しています。

サイバー犯罪者から学校を守る方法のレッスン

サイバー犯罪者の一歩先を行くために、N4Lは不正なネットワークアクセス、ネットワークトラフィック、アプリケーションデータなどのログデータに依存しています。「ログは、学校に不審な行動を警告し、積極的に対応できるようにするために、可視化され、大規模に利用可能で、迅速にアクセスできる必要があります」とハバード氏は言います。

Elasticを導入する前、ログ収集は単純なデータ統合、ツール、スクリプトを伴う、主に手動で時間のかかるプロセスでした。パンデミックの中で遠隔学習がより普及したとき、N4Lはより多くの攻撃ベクトルと新たな脅威の課題に適応する時期が来たことを認識しました。

学校に包括的なセキュリティを提供するため、N4Lはネットワーク全体で採用しているソリューションの中でもElasticに注目しました。同社はすでにオープンソース版のElasticsearchを使用していましたが、Elasticをすべてのデータプラットフォームに拡張する機会を得ました。その結果、Elastic ObservabilityとElastic Securityが、Elastic Cloud Enterpriseに導入されました。両社は、ニュージーランドの学校向けに包括的なエンタープライズSIEMソリューションを提供しています。

Elastic環境は現在、毎日数テラバイトのデータを取得し、1秒あたり300,000件を超えるイベントを処理しています。「複数のログソースからデータを取り込み、充実させ、必要な答えを引き出すことができます」とハバード氏は言います。「何千もの学校のユーザー数と攻撃対象領域について考えると、Elasticはすべてをまとめる接着剤のような役割を果たしています」また、ハバード氏は高価な”ホット”ストレージへの依存を減らす検索可能なスナップショットなど、Elasticの多用途性についても言及しています。

「Elasticは私にとってのスイスアーミーナイフです。ログ集約、データ分析、機械学習をサポートするフルスタックで、検索可能なスナップショットも素晴らしい。凍結された階層からデータを取得できることで、ストレージハードウェアのコストを削減しながら、情報ライフサイクル管理が合理化されました」

– クレイトン・ハバード氏, N4L、アーキテクチャ責任者

セキュリティの迅速な対応を再定義する

Elastic Securityを導入することで、検索と検出の時間が大幅に短縮されました。N4Lのセキュリティオペレーションセンター責任者であるヘイデン・ブラウン氏は、検索を完了するのに数分以上かかることがあった以前のシステムとElasticを比較しています。「以前は、クエリーを送信し、コーヒーを飲みに行き、結果を待っていました。Elasticを使用すると、検索ページが数秒以内に戻ります」と彼は言います。

また、ニュージーランドの多くの学校で使用されている3CX電話ソフトウェアへのサイバー攻撃についても振り返ってこう言います。「Elasticのおかげで、誰がソフトウェアを使用していて、誰が標的にされているかを把握し、すぐに連絡して問題の解決に協力することができました。以前は数日かかっていた作業が、実際には数時間もかからずに完了しました」と話します。

N4Lは、ログデータから得られる迅速な洞察により、学校で使用されている最新のメッセージングアプリを含むソフトウェアを評価、レビューできます。また、少数の教育機関の傾向を把握し、その情報を活用して学校ネットワーク全体にわたって対応を拡大することもできます。その結果、現在では95%の学校がN4Lの安全でセキュアなインターネット設定基準に準拠しており、N4Lの顧客満足度は91%となっています。「Elasticの導入によって大きなメリットが得られたか?もちろんです。スピードとスケールの面では、数年前の成果を飛躍的に超えています」とハバード氏は言います。

高性能なアプリから満足する顧客へ

N4LはElastic Observabilityを使用して、コンテナ化された環境でのアプリケーションパフォーマンスを最適化します。「最大の課題の1つは、アプリケーションを動かすコードの可視性です」とハバード氏は言います。「以前は、エラーが発生した場合、DevOpsチームは、コードリポジトリを開いてログをデバッグし、ソリューションをテストするまで、長時間にわたる調査を実行する必要がありました」

「Elastic Observabilityにより、情報がすぐに手に入ります。APMを使用すると、コード行をほぼ即座に特定し、必要な変更をその場で行うことができます」

– クレイトン・ハバード氏, N4L、アーキテクチャ責任者

また、N4LではKibanaのダッシュボードを使用して観測可能性データを視覚化がはるかに簡単になります。「前職では、情報をスプレッドシートに取り込んできましたが、長いテキストの塊を見るのは、映画『マトリックス』で滝のように流れるデータを見つめるようなものでした」とハバード氏。データの可視化は、単なるグラフや表のスクリーンショットといったものでも、課題がより明確になり学校や社内の顧客とのコミュニケーションが容易になります。さらに、N4Lの新たな能力により、証拠に基づく意思決定が可能となり、必要な領域に焦点と価値を向けることができます。

一歩先を行く技術エキスパート

N4Lは、今後もニュージーランドの学校にさらに強固なセキュリティを提供できるよう、引き続き努力してまいります。Elasticのテクノロジーはこのアプローチの基礎ですが、Elasticチームのサポートも重要な役割を果たします。ブラウン氏は、「Elasticの社員の素晴らしいところは、当社の技術だけでなく、ビジネス目標も理解してくれていることです」と言います。日々のコミュニケーションは高速で、明確です。「Elasticチームは、専任のテクニカルアーキテクトとカスタマーサクセスマネージャーを擁し、数分以内に電話で迅速に回答を提供してくれます。技術的な専門知識もさることながら、手間を惜しまない姿勢は素晴らしいです」と同氏は付け加えます。

しかし、ソフトウェアのロードマップ、コードの行数、テクニカルアカウントチームなどについてあれこれ語っても、ハバード氏とブラウン氏は常にN4Lの主目的、つまり教師の仕事をサポートし、生徒にとってより安全な学習環境を提供することに戻ってきます。ブラウン氏は、「Elasticを利用することで、ニュージーランドの子供たちに優れた教育を提供するという教師の主な仕事の遂行を支援できます」と述べています。その目標をサポートするツールを子どもたちに提供することが、私のやる気の源なのです」

Behind the technology is N4L’s passionate local team – driven by a strong sense of purpose and a desire to do what’s best for schools

Behind the technology is N4L’s passionate local team – driven by a strong sense of purpose and a desire to do what’s best for schools

AIでサービスの未来を形作る

学生や教育者のためにセキュアでパフォーマンスの高い環境を作り続けるというミッションのもと、ハバード氏とブラウンしはElasticの最新の人工知能機能(Elastic AI Assistant for Security and Observabilityなど)にも注目しています。生成AIを使用してセキュリティとオブザーバビリティのワークフローを強化し、複雑な情報を自動的に説明します。AIを活用したツールの未来を描くことは、より広範なセキュリティ環境を強化し、将来直面する可能性のある脅威から学校を守る一助となる可能性を秘めています。

「将来、学校や組織全体のセキュリティ体制を改善する上で、生成AIがどのような役割を果たすのかがとても楽しみです」

– クレイトン・ハバード氏, N4L、アーキテクチャ責任者