分散させるという選択

Elasticsearchは分散型システムです。ノードを増やすたびにスピードと安定性が増し、パワフルになる秘訣はそこにあります。分散型ソフトウェアは、分散型チームにしか開発できない、というわけではありません。でも、開発製品の強みを組織に活かした結果、大きなメリットがありました。

分散型システムと分散型チーム

イスラエル、ドイツ、オランダ在住のメンバーが立ち上げたElasticは、設立された瞬間から「分散型企業」でした。したがって、分散と多様性の強みをよく知っています。ちなみに、最初に雇用された社員は技術者ではありません。世界中に現地法人の設立を行うためCFO(最高財務責任者)が参画しました。世界の税と労働に関する法令に対応できるようになり、雇用対象となる人材の母体数が爆発的に増えました。

私たちは元々オープンソースプロジェクトに参画しており、最高のコードと優れたアイデアが世界のあらゆるところで、さまざまな人によって生み出されることをよく理解していました。誰でも、どこからでも参加できる会社にした理由はそこにあります。

多様性の強み

「分散」は、単に対応が早いとか、24時間サポートがあるという意味ではありません。1拠点で大量の正社員を雇い、夜勤と残業ありのシフトで回せば、即時対応と24時間サポートは達成できます。あるいは、多少の在宅社員を雇う方法もあるでしょう。しかし、「分散型企業」の本当の意義は、多様性ならではの強みを活かすことにあります。さまざまな人がいると、問題へのアプローチもバラエティ豊かなものになります。それが強みになります。

思考は文化によって形成されます。生まれた家庭や育て方、言語、伝統、周囲の環境、土地柄、学校教育... そうしたすべてのものが思考のパターンを形成します。しかし、Elasticが企業として成功するためには、あらゆるパターンの思考が必要です。つまり、似たような思考パターンを持つコミュニティでは簡単に合意を形成することができます。しかし、そのやり方は偏見に陥りやすく、誤った結論を導きがちです。思考パターンのバラエティが豊かな場合は?合意形成は簡単ではありません。しかし、そこで導き出されたソリューションは時を経ても通用するものになります。

レジリエンスを支援する

分散型システムは、十分なレジリエンス(回復力)がある環境で能力を発揮します。それは企業も同じです。さまざまな課題を克服できるよう、私たちは継続的にElastic Stackを改善しますが、従業員に対しても同様です。社員の所在地は関係ありません。働く機会を提供するだけではなく、継続的にエンパワーメントを行う必要があります。

レジリエンシーの高い組織を作るために、理解すべき点があります。それは、分散型システムを機能させているのはツールではなく、人であるということ。たとえばビデオ会議や共有カレンダーの多い組織ほど、いろいろなことがうまくいきます。新しく入った社員に対し、ここではあらゆる文化が受け入れられると伝えることで、温かい歓迎になります。フレキシブルなスケジュールを設定することで、さまざまなタイムゾーンから働きやすくなります。同僚から好意的な対応を受けていると感じられることは、あらゆる状況でポジティブな作用を生みます。

仲間意識を築く

Elasticは十分な意図から、深く考えて雇用します。賢さ、好奇心、人柄、他者への敬意は、すべてのElasticianに求められる資質です。Elasticにフィットする仲間を絶えず探すと同時に、Elasticが社員に寄り添う方法をいつも追求しています。新しく加わる社員一人ひとりに、Elasticをより良い会社にしてもらうことが目標です。また、社員の貢献に十分報いたいと考えています。

Elasticは、単に社員が集まって「よく働く」会社は目指しません。一緒によく創り、想像を巡らせ、たくさん笑い、集まってめっちゃ踊る(最後の1つはオプションですが、マジメな話です)会社を目指しています。誰がどこにいても、つながっていると感じる、そんな仲間意識の文化を築くことが目標です。

ユーザーとコミュニティを支え、支えられるために

企業としてのElasticは、Elasticというコミュニティを構成する1つの要素にすぎません。社内のチームがElastic製品のユーザー(エンジニアでもあります)と直接コミュニケーションをとることがすべての基礎です。こうした「コミュニケーションの文化」があるからこそ、オープンソースへのコミットメントを維持できます。Elasticにはコミュニティが必要です。コミュニティからのインプットがなければ、Elasticではありえません。

あらゆる場所にElasticの社員がいることで、あらゆる場所のユーザーを理解することができます。ユーザーの所在地を問わず、言語や文化の壁に阻まれることなく、サービスを提供することができます。「分散している」ことは時として大変な労力を伴います。いつも全員が「分散」している、というわけでもありません。しかし「分散」は、Elasticが目指す成功の土台です。

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