PRESS RELEASE

2019年のAPJ Elastic Search Awards受賞結果の発表

Elastic Stackをユニークに、人道的に、またはビジネス変革のために活用している優れた企業を表彰します。
2019年8月14日

Elastic報道関係担当

Deborah Wiltshire

Elastic Corporate Communications

press@elastic.co
オーストラリア・シドニーおよびカリフォルニア州マウンテンビュー - 2019年8月14日 -

ElasticsearchやElastic Stackを展開するElastic N.V.(NYSE:ESTC)は、2019年Elastic Search Awardsのアジア太平洋および日本地域(APJ)における受賞結果を発表しました。APJの受賞者は次のとおりです:GirlScript Foundation、InfoTrack、Pathfinder Labs、三井住友DSアセットマネジメント、The Warehouse Group、およびZero Latency VR。

数か月前に南北アメリカ地域においてElastic Search Awardsとしては初めての授賞式を実施し受賞者を表彰しましたが、まさに革新と創造力がElastic Stackを推進するということをすべてのElastic Search Awards受賞者のそれぞれのストーリーが物語っています。

それらのストーリーは、世界のどの地域で育まれたものかに関係なく、ユニークな、人道的な、またはビジネス変革のためにElastic Stackを見事に活用している事例なのです。

そしてこの度、アジア太平洋および日本地域の受賞者を表彰しました。いずれの受賞者も、Elastic Stackを活用してインスピレーションに富んだプロジェクトを始め、さまざまなユースケースを生み出しています。それらのユースケースは、世界のコミュニティが描いているあらゆるビジョンを、Elasticの検索テクノロジーによって実現できるということを示しています。

授賞式は、2019年8月14日、オーストラリアのシドニーで開催した弊社イベントElastic{ON}ツアーで行われました。世界に影響を及ぼすElastic Stackユースケースを作り出した各カテゴリーの受賞者には、1年間有効のElasticオンライントレーニングサブスクリプション、Elastic Cloud製品の割引、その他の賞品が授与されます。

Medimetry社の役員であり、APJ Search Awardsの4人の審査員のうちの1人であるBhavish Sood氏は、今回の候補者のすべてに「圧倒された」と述べています。そして、「DevOpsに焦点をあてた専門性の非常に高いユースケースと、検索および分析に関する革新的な使用方法、この2つがバランス良く見受けられました」と語っています。

また、別の審査員であるFillr社のエンジニアリング責任者、Mujtaba Hussain氏は、「候補者の幅と分野の広さ、そして、この世界をより良い場所にするだけでなく、遭遇する可能性のあるすべてのプロセスと問題を改善したいという願望に驚かされました」と述べています。

Elastic Search Awardsには次の3のカテゴリーがあります:Cause Awards(人道性の育成)、Cluster Awards(テクノロジーイノベーション)、およびYou Know, for Search!Awards(ビジネス変革)。各カテゴリーで2社の受賞者が選ばれています。

Cause Awards

審査員が、世界をより良い場所にするためにプロジェクトがもたらす重大なインパクト、リーチ、インスピレーションに基づいて審査しました。

Pathfinder Labs

Pathfinder Labsは、児童の性的虐待に関連する素材やその他の有害なオンライン動画および画像の配信、制作、作成の調査に関する50年以上もの経験を有したスタッフで構成される、ニュージーランドの企業です。Pathfinder Labsは児童の性的搾取を発見し対処するために、Elastic Stackを活用して世界中の調査チーム向けのソフトウェアを作成しました。

同社が開発したツールの1つであるODINは、Elasticsearch上に構築されたシンプルな検索および分析エンジンです。これは、法執行機関によって利用が許可された多くのデータセットの相関付けと集約ができます。同社の製品に影響を与えた重要な項目は、Elasticの直感的な検索機能を活用して高価値の結果を取得できると同時に、技術的なユーザーには複雑な検索クエリを実行できる機能を提供できることです。Elasticを使用することで、同社は調査およびインテリジェンスベースのデータを保存できるだけでなく、エンタープライズサーチプロバイダーに誰もが期待するような構造化された分析および検索エクスペリエンスを提供できます。

「当社のチームメンバーは、法執行機関との50年以上にも及ぶ連携の中で、子供たちの被害と現代の奴隷制に関連する厳しい現実を目にしてきました。当社は、世界をリードするテクノロジーで「目的に適った」ソフトウェアを作成し、 各調査チームが機能を理解、計画、開発できるようにしています」と、Pathfinder LabsのCEO、 Bree Atkinson氏は述べています。

「Elastic Stackを活用することで、当社はこのツールをさらに直感的で汎用性の高いものにしており、子供たちの保護に直接的な影響を与えています」。

GirlScript Foundation

GirlScript Foundationは、インドに拠点を置くNGOです。インドの40都市および海外10か国で、テクノロジーとプログラミングの初心者をサポートしています。交流会も開催している同NGOはコミュニティでもあります。その目標は、GirlScript Summer of Codeなどのプログラムを提供することで、女性に限らず数千人もの人々がテクノロジー関連の仕事に就けるように支援することです。世界中に支部がある同NGOは、奨学金や補助金も提供しており、コーディングからメールの書き方まですべてを指導しています。

GirlScriptはElastic Stackを使用して、オンラインコースでの学習から脱落してしまう人々を視覚化および追跡し、メンターを探している人々を記録し、インターンシップや新たな仕事を探している人々を追跡しています。また、学生が何を学びたいか、習得すべき最もニーズの高いスキルまたはプログラミング言語は何かなどのデータとともに、調査結果をインデックスしています。さらに、モバイルアプリケーションの作成も進めています。

「Elasticにはとても感謝しています。コラボレーション、イベントの後援、そして私たちのような新しい組織に対する信頼など、どのような観点からでもサポートしてくれます。また、「Cause Awards」に選んでくださったことをとても嬉しく思います。このような高い評価とこれまでのサポートにインドから心より感謝を申し上げます。ありがとうございます」と、GirlScript Foundationの創設者であるAnubha Maneshwar氏は述べています。

Cluster Awards(テクノロジーイノベーション)

審査員は、インスピレーション、独自性、そしてElastic Stackがその優れたソリューションを推進するエンジンになるという信念が必要であったかどうかに基づいて審査しました。

三井住友DSアセットマネジメント

三井住友DSアセットマネジメントは、三井住友アセットマネジメントと大和住銀投信投資顧問の合併により、2019年4月に発足した資産運用会社です。国内外の年金や金融機関などの機関投資家から個人投資家に至るまで、多様なお客さまニーズに対して、業界トップレベルの運用調査体制とグローバルなネットワークを活用した質の高い資産運用サービスを提供することにより、“Quality of Life に貢献する最高の資産運用会社” を目指しています。IT 部門においては、長期にわたり安定した運用成果をお客さまに提供できるよう、ファンドマネージャーをはじめとする運用担当者を支援する資産運用システムの開発に取り組んでいます。

三井住友DSアセットマネジメント株式会社は、資産運用における高速情報検索向けにElasticsearch、Kibanaを導入しています。社内で「ALPHA」と呼ばれるそのシステムによって、位置情報などの様々なデータタイプを含めた35種類・4千5百万件ものデータから各種情報を1秒未満で検索し、ファンドマネージャーの思考を止めることなくリアルタイムな情報提供での資産運用業務を支援することを実現しています。

また同社がインハウスで開発した自然言語の分類機能と組み合わせ、Elasticsearchの全文検索を実行した際にも、待つことのない、ほぼリアルタイムに感じられる速さで該当コンテンツが表示されます。

本受賞について、三井住友DSアセットマネジメント IT・事務統括部 上席推進役の池田 佳弘氏は下記のようにコメントしています。「この度、2019年Elastic Search Awardを受賞し、大変嬉しく思います。当社ではElastic Stack の優れたパフォーマンスと可用性により、ビッグデータをリアルタイムシステムから利用することが可能となりました。処理がリアルタイムかつ低遅延であることは、当社業務にとって極めて重要なことです。今回のテクノロジー・イノベーション部門での本受賞はElasticのユーザとして大変光栄です。」

Zero Latency VR

オーストラリアのZero Latency VRは、フリーローミングのマルチプレイヤーVR体験を生み出しています。プレイヤーはバーチャルリアリティ体験用のゴーグル、ヘッドフォンを身に着け、ポータブルコンピューターを背中に背負うことで、世界中に30箇所ある会場(倉庫規模のスペース)内を自由に動き回ることができます。プレイヤーはバーチャルのゾンビを撃ったり、つり橋を渡ったり、その他、実際の生活では危険または不可能なことを体験できます。

同社の主な課題の1つは、物理的制限のあるスペースで8人のプレイヤーを、それぞれのプレイヤー間や壁との距離を常に安全に保ちながらプレイさせることができるように設計することです。また、VRを正常に体験できるようにするために、大量のバックパックッコンピューター、サーバー、カメラ、ブラスターが必要なことが課題として挙げられます。

同社はElastic Stackを使用することで、一元化されたロギングによって同社のインフラストラクチャーのリアルタイムビューを獲得することができます。さらに、Elasticを使用することでプレイヤーの動きに関するデータを収集しています。プレイヤーの位置が毎秒、Elasticsearchに入力され、Kibanaで可視化されます。これによって次のような質問の答えを得ることができます:物理的スペースが効率的に使用されていますか?プレイヤー間の平均距離はどのくらい近づいていますか?プレイヤー間、またはプレイヤーと壁の距離は、いつどこで接近し過ぎになりますか?バックパックのコンピューターにはBeats(Filebeat、Winlogbeat、Metricbeatなど)がインストールされています。

「Zero Latency VRでは、自分たちをElasticsearchテクノロジーの初心者であると考えています。このような賞をいただけることは非常に光栄です」と、同社のシニアソフトウェアエンジニア、Zee Nastalski氏は述べています。

You Know, for Search!Awards(ビジネス変革)

審査員が、プロジェクトの重要性、成長の可能性、プロジェクトがデータサイロの打開を促進したかどうかに基づいて審査しました。

The Warehouse Group

The Warehouse Groupは、ニュージーランドで最大の雑貨小売りグループであり、主なブランドにはThe Warehouse、Warehouse Stationery、Noel Leeming、Torpedo7、1-day、およびThe Marketがあります。

同社のThe WarehouseおよびWarehouse StationeryストアのPOSシステムに関連したチームが作成した「Validated Returns」プロジェクトが受賞対象となりました。

同社は市場をリードする返品ポリシーによってコミュニティ内で信頼を築き上げましたが、返品時にお客様が直面する問題の一部を解決するための方法を必要としていました。レシートのインクが消えている、またはレシートをなくすといったことや、オンラインで購入したのか、店舗で購入したのかが分からないといった問題です。

同社は各店舗の全販売の詳細情報を保持していましたが、常に簡単に取得することができませんでした。そこで全データをElasticsearchに投入し、POSアプリケーション内にカスタムの検索ページを作成して、チームメンバーとお客様の両方に返品時の新しいエクスペリエンスを構築しました。

各POSマシンからの直接フィードにより、マルチノードのElastic CloudクラスターでElasticsearchインデックスが最新に維持されます。このソリューションによって返品デスクのサービスのスピードと品質の両方が大幅に改善され、不正返品の件数も削減されました。

「Elasticのおかげで、Warehouse Groupは即座に革新、構築を実行し、検索ができるようになりました」と、The Warehouse Groupのソフトウェア開発マネージャー、Juan Herbst氏は述べています。

InfoTrack

オーストラリアに拠点を置くInfoTrackは、受賞歴のある市場大手のテクノロジー企業であり、企業および個人が現在のデジタルの世界で成功を収めることができるように支援しています。同社はInfoTrackプラットフォームを使用して、不動産、企業、個人のニーズに合わせて、 統合された検索および革新的なサービスを提供しています。

現在、オーストラリア、米国、英国に8,500を超えるクライアントを抱えており、法律、運輸、銀行、金融、破産処理、調査、商業、会計、および政府などのセクターにサービスを提供しています。同社によると、InfoTrackとは「Googleで検索できないものを見つけるためのGoogle」であるとのことです。

同社はElastic Stackによって迅速にデータレイクを作成し、 データマートレイヤーを構築して簡単にアクセスできるようにしました。そうすることで、データレイクを日々拡張し、今後さらにデータ主導型のソリューションを作成できるようになります。同社はデータベースを維持するという開発者のプレッシャーを取り除くことができ、開発者はデータマートを単に呼び出して高品質のコードをプッシュすることに集中できるようになりました。その結果、リソーシングのさらなる効率化と、データベースの構築またはスピンアップまでの時間の短縮が実現し、クライアントのために高品質の製品を作成する時間を増やすことができるようになりました。

同社は現在、製品全体にわたるスマートで迅速な検索メカニズムを実現するために、5,500万件以上の全注文へのメタデータのタグ付けを進めています。同社のデータチームは効率的な全文検索を実現するために、抽出、変換、ロード(ETL)のパイプラインをセットアップし、InfoTrackのシステムを流れる際に注文のタグ付けが実行され、軽量のフォーマットに変換されるようにしています。Elasticの検索テクノロジーにより、同社はきめ細かい検索を実現しており、今後も引き続き新しい機会を取り入れていくことが可能です。

「今日の破壊的なデジタル環境において、お客様に対する関連性を維持するためには、迅速かつ継続的な変革が必要です。そのためには、革新の文化を構築し維持すること、新たなテクノロジーの最前線にいること、意思決定の中心にデータを据えること、すべてのステップにおいてクライアントのニーズを予測することが必要です」と、InfoTrackのイノベーション責任者、Ashim Joshi氏は述べています。「私たちは、クライアントのニーズを理解しようと積極的に取り組んでいます。今回の受賞は当社の方向性が正しいことを立証するものであり、さらに進化を続けていくためのモチベーションともなります。また、イノベーションの先頭を維持し、クライアントに価値を提供するための活力ともなります。InfoTrackの豊富なソリューションは、よりスマートで強力なワークフローを保証します」。

Elasticについて

全文検索エンジンを提供する企業、ElasticはElastic Stack(Elasticsearch、Kibana、Beats、Logstashの製品群)の開発元です。検索、ログ、セキュリティ、分析などのユースケースで大規模データをリアルタイムに処理するサービスを、オンプレミスとSaaSで提供しています。

Elastic、および関連するロゴとマークは、Elastic N.V.及びその関連会社の商標または登録商標です。その他の企業名と製品名は、所有者の商標である可能性があります。